月別アーカイブ:2019年1月

1211一般質問より「ライドシェアの課題と今後の対応」

ここ数年、シェアリングエコノミーの勢いがすごいですね!

・シェアハウス

・民泊

・ライドシェア

などが、主なものとして挙げられ、今後ますますサービスも膨らんでいくかと思いますが、

ただ、今回の質問で少し警鐘を鳴らしたのが・・・

ライドシェア」です。

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ライドシェアは、海外では広く普及していますが、

車内で犯罪行為が起きるなど、結構問題も発生しています。

では日本はどうかと言うと、

ライドシェアは白タク行為にあたるとして、

道路運送法によって明確に禁止されているので、とりあえずは安心なのですが・・・

規制緩和の波はいずれやってくると思われます。

そのときに、静岡県としてどうするのか!?

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僕は、新たなテクノロジーを否定するつもりは全くありませんし、

これを活用して、中山間地などの公共交通確保につながるならば、大いにその方法を考えるべきとも考えます。

しかし、そこに至るまでには課題の解決が先決です!

安全面の確保

事故発生時の責任の所在

労働条件の改善

これらの検討なしに、なし崩し的な導入は危険です。

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今回の質問で、県側も同じ意見であることを確認しました。

一見すると便利・安価でも、

結局社会的にコストがかかる可能性も考え、

これからも注意深くチェックをしていきたいと思います!

1211一般質問より「多機関連携型タイムラインの策定」

皆さん、タイムラインってご存知ですか?

あ、Facebookのことではありません(笑)

防災用語の「タイムライン」のことですが・・・

日本語で言えば、防災行動計画と訳しまして、

災害の発生を前提に、「いつ」「だれが」どのような行動すべきかあらかじめ共有し、計画・実行していく手法のことなんです。

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例えば、タイムラインの生みの親であるアメリカでは、頻繁にハリケーンが発生するわけですが、実は大体の進行ルートは把握できるんです。

なので、もしある都市を直撃するとして、その12時間前にはどういう準備をしておけば良いのか、24時間前は?48時間前は?

という形で、被害を抑えるための行動計画を立てることが大事なんです!!

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で、日本でも近年は導入が進んでいるのですが、

我が静岡県も、風水害対策として大きな河川がある市町全てにおいてタイムラインを策定するとしていて、僕の地元に流れる馬込川でも策定が完了しています。

馬込川

ただ、実はタイムラインには2種類あったのです!?

それは、難しい言葉で申し訳ないですが・・・

避難勧告着目型」タイムラインと、「多機関連携型」タイムラインの2つ。

簡単に言えば、後ろの「多機関連携型」の方がレベルが高く、当該の自治体だけでなく、電気・ガスなどのライフライン企業も巻き込んだタイプであって、まだ県内では1箇所しか策定できていません。

なので、この策定を進めるよう質問時に要望しました!

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県もその重要性は認めてくださいましたが、

まずは「避難勧告着目型」を全て策定したいとのこと。

でも、近年多発する風水害から県民を救うためにも、引き続き策定のスピードアップと、これを活用した総合訓練の実現などを、求めていきます!

1211一般質問より「ICTを活用した農業の効率化」

静岡県の農業と言えば、

全国一の生産量を誇る「みかん」「お茶」をはじめ、数々の農産品が有名です^ ^

でも、そんな静岡県でも、やはり農業を取り巻く環境、

例えば、

・就業人口の減少

・担い手の高齢化

などは年々厳しさを増してきています。

そんな中、期待されているのが「ICTの活用」。

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かつては、手作業だったものが、

機械化が進んで効率化・大規模化してきた。

そして今では、ICTを随所に導入することで、

さらなる省力化・農作物の質の向上を図ってきているんです。

特に、今静岡県では、水田の水管理へのICT活用に関する実証研究を進めているので、その状況を議会で確認させて頂きました。

具体的には・・・

・昨年度からの3カ年計画で、袋井、磐田の水田75haを使う。

・水位や水温を測定する水田センサーと自動給水栓を400台設置。

・タブレット端末で状況の確認と操作を行う。

このような流れで、作業コストを2分の1程度に削減するシステムの実用化を進めたいとのことでした。

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ICTの活用は、こんなところにも可能性があるんですね!

ぜひ、良い結果が生まれ、それによって農業の課題解決につながる糸口となることを期待しています!!

1211一般質問より「オーラルフレイル予防の推進」

最近すこーしずつ、「オーラルフレイル」という言葉を耳にする機会が増えてきました。(私だけ?w)

でも、まだ何のことだか分からないですよね?

これは、口の働きの軽度な衰えを意味する言葉で、「オーラル」と「フレイル」を足したワードなんです。

ちなみに「フレイル」は、平成26年から、日本老年医学会が提唱しているもので、「虚弱」や「衰弱」に代わる概念とのことです。

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私は、これをおよそ2年前に勉強して以来、これからは「オーラルフレイル予防」が健康づくりにとって大事になると思って活動してきました。

なぜなら、

・話す

・噛む

・飲み込む

などの口に関係する行為は、日々の生活に直結するからです。

そして、これらを放置していると、ある日とんでもない病気に罹患したりなども十分あり得えます。。。

だから、オーラルフレイル予防が大事なんです!

初期症状が出た時が大事なんです!!

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そんなわけで、私はこれまでに、議会でこの重要性を訴えてきました。

そのおかげで、昨年3月に改訂された「第2次静岡県歯科保健計画」において、はじめて「オーラルフレイル」という言葉が盛り込まれることになったのです。

内容としては、まずは普及啓発からという程度ではありますが、

誰もが知っている「8020運動」と並ぶ新しい概念として、今後の展開は期待大!!

県も、オーラルフレイル予防については、

・健全な食生活のため

・様々な病気の予防や高齢者の自立促進

・認知機能の向上

などにつながる大切な取り組みだと認めてくれました。

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オーラルフレイル予防を通じて、

もっともっと健康長寿の静岡県にしていきたいですね!

1211一般質問より「スポーツ革命期における本県の挑戦」

スポーツ2.0」という言葉をご存知ですか?

これは、バーチャルリアルティやeスポーツなどのデジタルテクノロジーを活用した新たなスポーツ体験を意味する概念と言われています。

難しく書きましたが、

要は、スポーツ文化とデジタル文化が融合していく新しい動きのことだと思ってください。

例えば、昨年のサッカーW杯ではじめて導入されたVAR(審判補助システム)などは、分かりやすい例です。

あれを使うことによって、選手にとってもファンにとっても、よりエキサイティングな体験が可能になる!

例えば、eスポーツ大会が、アジア大会で正式な種目になりつつある!

そうした例が、今世界を中心に続々と誕生してきているのです。

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一方で県内はどうかというと、

「静岡県スポーツ推進計画」というものが最近改訂され、スポーツの聖地づくりを進めるとの意気込みは感じられますが、まだまだ従来型のスポーツの概念から脱することができていません。

でもどう考えても、今後もスポーツ人口が頭打ちとなる中で、新たな層の掘り起こしに繋がる「スポーツ2.0」は注目しておいて損はない概念だと思い、

今回の質問のトップとして取り上げたというわけなんです。

そして、県もしっかりとその思いを受け止めてくれました。

「スポーツ2.0」を活用することにより、

スポーツ参画人口の拡大が期待される。

・通信機器、コンテンツなどの産業面においても発展が期待できる。

若者の流出防止への効果が期待できる。

などなど、前向きな見解を頂くことができました。

今後、国内外、県内外の状況を調査し情報収集に努め、幅広く研究していくとのことです。

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大いに期待しています!

私も、積極的に関わりますので、是非みなさまの応援もよろしくお願いいたします!!

今期最後の一般質問を行いました。

昨年12月11日、この4年間の総括とも言える今期最後の一般質問を行いました。

25分間という限られた持ち時間ではありましたが、新しい概念を投げかけたり、防災や地域交通など身近な課題を訴えたり、教育問題に深く切り込んだりと、多岐にわたる質問を展開できたと思っております。

この手応えを、県民生活の向上に着実に繋げられるよう、引き続き県政に尽力していきます!

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以下に、まずは質問の項目をご紹介いたします↓

1 スポーツ革命期における本県の挑戦について
(1)スポーツ2.0に対する理解と今後の展開
(2)eスポーツの普及

2 オーラルフレイル予防の推進について

3 ICTを活用した農業の効率化について

4 多機関連携型タイムラインの策定について

5 ライドシェアの課題と今後の対応について

6 若者施策の充実について
(1)子供たちの安全・安心なインターネット利用
(2)高校進学時および在学中における発達障害支援

7 教員の人権意識の醸成について

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いかがでしょうか?

ぜひ、ご関心のあるテーマや気になるワードなどがありましたら、リンクからお読みください!!