アクション3

職業訓練、リスキリングでデジタル人財を育みます!

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科学技術の進歩等に伴い、ただでさえ環境の変化が著しい今日に加え、新型コロナによって社会が必要とする能力も大きく変わりつつあります。

その代表例がデジタル人財でしょう。
どの業界でも引く手あまたの状況です。

ただ、何をもってデジタル人財と呼ぶかは様々ですが、手取り早いのが資格。

例えば、ITパスポートの取得者は、静岡県内では2000人しかいないそうで、1万人あたりの数は全国で37位と低位に落ち込んでいます。

こうなると、「卵が先か、鶏が先か」という話にもなりますが、デジタル人財がいないからIT系の企業が誘致できないのか、IT系の企業が少ないからデジタル人財が育たないのか。

いずれにしても、本県にとって打開したい課題が今は存在しています。

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そこで、力を入れるべきは、職業訓練やリスキリングだと考えます。

実際に、欧米諸国や大手企業はすでにリスキリング(学び直し)を始めています。

ところが、地方自治体や中小企業ではそうは簡単にいきませんから、ここはしっかりと手を差し伸べていく必要があります。

残念なことに、日本の職業訓練への公的支出のGDP比は、主要国の中で最低で、アメリカの3分の1、ドイツの18分の1しかないと聞きます。

特にドイツでは、大学進学率を2〜3割に下げながら、その代わりに職業訓練学校を充実させてきています。

また、カリキュラムも考えられていて、1週間のうち2日間は学校で理論を学び、3日間は会社に行って実習をする「デュアルシステム」が採られています。

そうすると、離職率も少なく抑えられるんですね。

日本の場合、新卒3年以内の離職率が、大卒で32%、高卒で40%、中卒で65%と高いですから、学ぶべきところが多いと感じます。

とにかくまずは、職業訓練やリスキリングの投資を強く進めていくべきでしょう!

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具体的には、「デジタル能力開発センター」なるものを各県に一つくらいの規模で構想したいと考えます。

ここでは、デジタル人財を育てることはもちろん、それだけではなく自治体や地域の企業等に参画してもらうことでコンソーシアムを形成し、スキルを身につければスムースに職にありつけるというエコシステムを作っていきます。

デジタルの仕事やニーズは、実は様々あります。

SEのような何となくカッコいい仕事もありますが、小さなバグチェック等の保守点検なども非常に重要な仕事です。

ですから、既存の産業・企業でデジタル人財をうまく使えていないという声もあったりしますが、そうした人財を活用できる余地は十分にあります。

また、それによって新たな可能性を見出すこともあり得ます!

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デジタル人財を育むと同時に、それを活かせる企業の教育と誘致を両輪で進めていく。

これからの社会課題解決のために、地域で活躍できる人財をどんどん発掘&磨いていきましょう!

リアルな暮らしを良くしよう!

このキャッチを現実のものにできるよう、本気で取り組みます!!