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野球場構想「総点検」の答えは!?

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最高の秋晴れに恵まれた先週15日、コロナ禍で延期していた「浜松市沿岸域防潮堤竣工式」が関係各位のご臨席の中、厳かに執り行われました。
 
振り返れば、2011年の東日本大震災直後からこの構想は動き始め、2012年6月に静岡県と浜松市、一条工務店において3者基本合意が締結。
 
ここから約8年の年月がかかりましたが、私たちの命と財産を守る、全国にも誇れる素晴らしい防潮堤が完成したのです。
 
防潮堤の長さは17.5km、高さは13〜15m。
 
宅地の浸水面積を約8割、宅地の浸水深が2m以上のエリアを98%低減できることが主に見込まれる減災効果となります。
 
最終的には、来年度から設計に入る馬込川の水門ができれば完全な完成となりますが、現時点でも相当な浜松沿岸域の守備力向上に寄与したことは間違いありません。
 
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そしてここからは、守りから攻めへ!
 
つまりは、遠州灘海浜公園篠原地区における野球場を軸とした総合公園の整備を進めるステージへと移っていくことになります。
 
ただ、本来ならば今年度中に公園基本計画を策定する予定でしたが、前回7月の記事で説明した通り、新型コロナの影響を受け、事業そのものを見直す「総点検」を行うためにスケジュールが後ろにズレ込むことに・・・
 
※これまでの、経緯については下記を参照して下さい。
 
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さて、そんな状況下でも地元住民や経済界、野球をはじめとするスポーツ関係者からの整備を願う声は全くブレることはありませんでした。
 
そこで私は、それに応えるためにも、9月定例会の建設委員会で「総点検」の真意を正面から質しました。
 
その結果は5つポイントで整理できます。
 
①基本構想は何ら変わらない。
②規模の縮小は考えていない。
③アフターコロナ対応の機能を付加する。
④民間資金の活用等で事業費を抑制する。
⑤来年度には基本計画を策定する。
 
つまりは確実に進めるということです!
今後の焦点は、来年度予算でしっかりと基本計画を作る意志を示すことができるかとなります。
 
コロナ禍で確かに延期はせざるを得ませんでした。
 
でも、このアイドリング期間を十分に生かすことで、より経済的な、より魅力的な公園が見えてくると思っています。
 
私は、長年この構想に誰よりも熱く関わってきました。
 
2年前、基本計画策定予算を可決させたのは、他でもない建設委員長だった私です。
 
ビーチ・マリンスポーツの聖地を作ろうとしている浜松市とも強く連携し、アフターコロナにおける地域活性化を沿岸域から促進する。
 
その先頭となって動いていく所存です。ぜひ、応援をお願い致します!
 
 

篠原地区野球場のイメージが示されました!

ようやく、野球場を含めた公園イメージが出てきました!

正確に言うと、、、

昨年12月にお伝えしていた通り、去る県議会2月定例会において、遠州灘海浜公園篠原地区の配置計画に関する比較検討プランが示されたのです。

その前に、これまでの経緯は下のバックナンバーからご確認ください
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
篠原地区野球場構想の経緯1
篠原地区野球場構想の経緯2 
篠原地区野球場、民意は大型スタジアムにあり! 

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さて、ではどんな「比較検討プラン」が出てきたのかというと・・・

以下の3つです!!

比較検討プラン2

写真5「比較検討プラン」

比較検討プラン1

・プラン1が、野球場関係施設がメインのボールパークを核とした公園。
・プラン2が、親水空間を取り入れた自然あふれるスポーツ公園。
・プラン3が、その間をとった老若男女が楽しめるスポーツ公園。

そして、それぞれのプランに、メインの野球場が「2万2千人規模」か「1万3千人規模」かの2つに分けられているので、計6つのプランが示されたということになります。

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皆さん、いかがでしょうか?

それぞれに特色があり、どれもワクワクするような施設が描かれていますよね!

プラン1では、野球・ソフトボール関係者に特に喜ばれそう。
プラン2では、インスタ映えしそうな素敵な自然に、多くの市民が楽しめそう。
プラン3では、ニュースポーツと健康ブームの中で、公園が多彩に使って頂けそう。

また、規模に関しては、中途半端な1万3千人ではなく、聞き取り調査でも多くの方が望んでいる2万2千人規模が妥当でしょう。

ただ、これだけの材料では最終決定は難しいと思います。

というのも、確かにイメージは分かったけれども、具体的な数字・・・

例えば、建設コスト、維持管理コスト、経済波及効果などが見えていないからです。

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そこで、次のステップ!!
 ↓
新年度の6月定例会までにそうした数字的な材料を加え、その中から基本計画の核となる配置計画の方向性を絞り込んでいく。

ゆえに、次の6月定例会がとても大事な位置づけとなるわけです!

なので、私は今、これらのプランを絞り込んでいく上での参考にするために、野球関係者を始めとする多くの方から随時ヒアリングをさせて頂いております。

皆様からのご意見も、是非お寄せください!

浜松の沿岸域を再び元気にさせる、より良い総合公園となるように。

これからも、全力で取り組んで参ります!!

 

0926一般質問より「篠原地区野球場の進捗状況と今後の展望」前置き編

こちらの写真、浜松のどこだか分かりますか??

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そうです!
ここが、数年前に色んな意味で注目された「遠州灘海浜公園の篠原地区」です。

今回の質問は、このエリアに建設することになる野球場について、その後の状況を確認するために行いました。

でもその前に、簡単にこれまでの経緯を振り返っておきましょう。

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昭和49年、遠州灘海浜公園が都市計画として決定。

つまり、この構想は私が生まれる前(昭和56年生まれ)から動いていたのです!

ただ、遠州灘海浜公園は、大きく2つの地区に分けられます。

一つは、中田島地区。
そして、もう一つが篠原地区です。

さて、この都市計画決定以後、浜松市から静岡県に対して、毎年のように公園整備に関する要望が出されるようになるのですが、ご承知のように、中田島地区の公園は早々に完成しました。

芝生広場、サッカー場、遊具場など、私も子どもと一緒によく遊びに行ったものです^ ^

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では、篠原地区は?

・・・こちらが、なかなか進まなかったのです。

その原因としては、県西部地域においての公園整備の優先順位が、

・小笠山総合運動場(エコパ)
・浜名湖ガーデンパーク

の方が、高かったためと思われます。

サッカー日韓ワールドカップや浜名湖花博という、ビッグイベントが開催されたからですね。

それでもこうしたイベントも終わり、次に待つは、いよいよ篠原地区!?

浜松市からは、変わらず要望書が出され続け・・・

そして、大きな転機が訪れるのです。

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平成23年度の要望から、「野球場」という言葉が登場。

浜松市が篠原地区に期待する公園機能として、野球場を軸に据え始めたのです。

背景として、現状の四ツ池にある浜松球場の老朽化をきっかけに、市内におけるスポーツ施設の最適配置を検討し始めたことが考えられます。

そして、これ以後は・・・

浜松市だけでなく、浜松商工会議所、浜松市自治会連合会の3者が一緒になって要望書を毎年提出するという形になります。

この時、私は浜松市議会議員であり、もちろんこのことは承知しておりました。

後々になって、一部の議員が「俺はこんな話聞いてない」的な言葉を発せられていましたが、毎年、関係書類は机上に配布されていたのが事実ですし、市だけではなく、経済界、自治会も共同で提出していることを、あまりにも軽視された発言だったように思います。

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さて、県もこうした地道な要望を受け続けた結果・・・

ようやく!!

平成27年度当初予算で、公園基本構想策定のための3000万円が計上。

そして県議会で何の異論もなく、全会一致で可決。

これにより、平成28年5月には遠州灘海浜公園の基本構想が完成します。

色々書いてありますが、要約すれば、野球場を核とした「防災とスポーツエリア」を目指していくことになります。

こうして全体的な構想が出来上がったことで、順調に行けば、次のステップ(=基本計画の策定)へ進んでいくことになるはずでした。。。

ところが!?

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平成28年3月、県議会で基本計画策定予算案がまさかの減額修正。(=実質ストップ)

1年前には、すんなりと基本構想が通ったにもかかわらず、自民党会派が次のステップに進むことを拒んだのです。

思惑は色々あるんでしょうが、建前上、拒んだ理由は・・・

・浜松市と静岡県の防災の役割分担ができていない。
・野球場を建設することに対しての市民県民のコンセンサスが得られていない。
・オリンピックに間に合わない。

の大きく3つでした。

特に「市民県民コンセンサス」が一番重く、これ以降、大きくのしかかる課題となっていきます。

※ただ、結果的には、この時点でしっかりと市民県民の合意を得るという道を選んだことは、良かったことだと評価はしています。

そして同様に、これを受けて浜松市議会でも、本来は遠州灘海浜公園(篠原地区)の用地買収予算が組まれていたものが否決されることになります。

県に対して、毎年積み重ねてきた要望は何だったのでしょうか。

市議会、浜松市ともに反省しなければならない事態だったと思います。

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上記のような結果を受け、 遠州灘海浜公園の議論は再スタート。

浜松市議会では、大型スポーツ施設調査特別委員会を設置し、

・篠原地区以外に野球場を建設する場所はないのか。
・篠原地区に野球場を建設するとして、風や光、騒音、交通アクセスなどに問題はないのか。

などを時間をかけて丁寧に議論をしていくことになります。

そして・・・

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平成29年12月、「篠原地区に野球場を建設することは可能」との結論が出されます。

浜松市民の代表機関である市議会の特別委員会でこうした結論が出されたことは、重い課題であった「市民県民のコンセンサス」解決に向けた大きな前進となりました。

ちなみに、多くの方が心配している「風」の影響も議論が済んでいて、

・四ツ池よりは風は強いが、甲子園や千葉よりは弱い。
・ある程度大きな規模の球場を建設すれば風を制御できる。
・逆に、小さな球場だと風の影響は受けやすい。

などが、大筋の考え方と言えるでしょう。

(→本編に続く

新カジポリ5「街頭県政報告会」

今回の新カジポリは、議会の定例会後に恒例として行っている、会派の街頭県政報告会の現場で撮影しました。

今回は、浜松市中区から出発し、南区、磐田市、袋井市、東区と回って帰ってきました。

演説した内容は・・・
◯本年度予算の概要
◯スポーツ王国しずおかの復活
◯新たな地域外交の展開
◯消防団の応援条例改正
◯浜松新野球場構想の真実
◯議会運営等改善検討委員会の報告
などなど。

すでにブログで紹介している内容もありますが、まだの部分については、今後ブログか「しんのすけ通信」で解説していきますね!